なぜ?デンマーク、幸せの秘密!!!
北欧は豊かなイメージ。生活も、教育も。往々にして、幸福な国と言われるのは、なぜなの?!
今回は本を読んで学んだことのまとめです。
(いろんな本を読んでいて分かったのですが、我々は"北欧"とひとくくりにしてしまいがちだけれど、ひとつひとつの国によってけっこう違いがある!それもいずれまとめていきたいな。)
今回はデンマーク編
デンマークの高い幸福度の理由
☆「高負担」「高福祉」そして「共生」の精神
☆25%の消費税を高いと思わないのは、「高福
祉」として返ってくるという信頼があるから。
☆デンマークの基本情報
国面積 約4万キロ平方メートル(九州と同じくらい)
人口 約550万人(兵庫県と同じくらい)
返ってくる福祉
・医療費無料…治療費、入院費も無料。その実現可能な理由は、徹底的な無駄の削減。まず、各家庭に一人家庭医がついている。何かあったらこの家庭医に相談。国民は、勝手に病院には行けない。家庭医が必要と判断すれば、適当な処置が施される。国の方針としては、命に関わることに対してはとことん負担するが、命に関わるほどでないこと(歯医者や、風邪など)に対しては、負担しない。何かあっても国が助けてくれるという安心感がある。
・教育費無料…幼児教育1年+義務教育1〜9年生。高校、大学も無料。ちなみに、日本の高等教育以降にあたる教育は、各職業の資格を取るための教育となる。18歳になったら国が保護者となり、月7万7千円の生活費も国から支給される。大学生の卒業率は毎年3%ほどの狭き門。週40〜50時間の勉強が必要。そのためアルバイトに勤しむことが難しいので、このような制度がある。
・少子化対策…働く女性を応援。(というか、女性も働くのが普通という感覚)職種により異なるが、出産前後約8週間の有給休暇あり。子どもを預けられる制度も充実。保育ママ(保育ママの方のお家で預かる)、ベビーシッターなど。預けながら働いたほうが得というシステムになっているし、預けようという気持ちになる。
日本とはかけ離れている…。歴史も文化も人口も国土面積も違うのであたりまえだけれど。10月から消費税が10%になるらしいけれど、果たしてそれはどんな形で日本の未来の貢献につながるのかな…。不安とか、諦めてるとか、そういう人たくさんいると思うな〜。
ま、それはさておき、北欧の教育が素敵だと、一面的に見ていてるだけでは何も始まらない。やっぱり、国全体で幸福を感じるベースがあるからこそできることなんだなぁ。教育の質うんぬん以前に、「豊かさ」があると思う。まずは今の日本で、どんな風に生きるのが「豊かな人生」なのかを考える必要がありそう。そこに向かって、今できることを少しずつやる。何ができるかな〜。日々模索。
次の記事では、"日本とデンマークの教育の違い"についてまとめます。
参考文献『消費税25%で世界一幸せな国デンマークの暮らし』ケンジ・ステファン・スズキ著