ゆるく楽しくかしこく生きる!元教員みきてぃのブログ

生きるのがつらい、そんな若手教員や若手社会人の人びとが、少しでも笑顔になれるブログを目指します!主に教育、仕事、趣味(音楽)についての情報を発信します。

「定額働かせ放題」の現実を知る

 教員という仕事に対して疑問をもったみきてぃ。なるべく同じような条件(労働時間とか給与とか)で、あえて教育とは離れた世界で転職しよう!そして外の世界を知ろう!比較しよう!と思い、今はとある場所で派遣で働いています。結論から言うと、今の仕事は、精神的負担が非常にない。皆無と言ってもいい。(現職については、別記事でまた書きますので今回は割愛!)

 

 まずは 転職後のタイムスケジュール を書き出してみました。

 

6:00 起床

6:30 出勤

11:00〜 休憩

14:30 出勤

22:00 退勤

お風呂 

24:00 就寝

 

1日12時間労働。(日により変動あり)

食事時間は労働時間に含まれております。

休みは月8日程度(厳密には、全日休4日と午前休2日、午後休2日 みたいな感じ)

 

 教員時代、平日は毎日7:30〜19:00学校に居て、家で残業あたりまえ。食事、休憩もないようなもの。もちろん土日も家で仕事してた。他にもね、スポーツ大会の引率やら職員スポーツ交流会やら、行事毎の飲み会やら、なんやかんやで色々と時間を割くことがあるわけです。(語弊なきよう加えると、私は飲み会とかはわりと好きでした。が、負担に感じている若手もけっこういるのが現実…。)

 

つまりね、先生の労働時間って、1日12時間なんて余裕で超えてるわけですよ。しかも月給制。残業代?そんなものは出ません。「定額働かせ放題」とはよく言ったもので、本当にその通りだと思います。救いはボーナスが出ることと、福利厚生が充実していること。交通費、家賃補助あり。名ばかりの有給休暇も、基本は使えないも同義ですが、夏休みとか、病気したときとかにとりました。その時は助かりました。

 で、給与ですが、驚いたのは、額面でほぼ同じだったということです。派遣は時給制です。タイムカードで管理されています。残業分は25%アップとか、そういう感じです。

ボーナスがある分、教員のほうが高いと思いきや、私の今の職場は、家賃水道光熱費食費諸々すべて会社負担。休日に仕事なんてしたことないし…。それらの分を差し引きすると、実は同じくらいなのではないかと思います。

 

これらの比較を、表にまとめてみました。

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そして分かったことは

 

「時給に換算すると派遣アルバイトと同じかそれ以下」ってこと…。(教員の実勤時間なんて曖昧すぎるので実際に計算はしていません。仮にしたとして、低すぎてショック受けるだけだろうな。苦笑)

 

もちろんお金が全てではないんです。

それは大前提の上でです。

やりがいとか、喜びとか、何にも変えがたいものはあります。とてもあります。たぶん。

あくまでもある一面を切り取って見ているに過ぎませんし、職種が違うので本来は同じ土俵では比べられないのかもしれません。

 

でもここで言いたいのは、物理的な時間、肉体労働、精神的疲弊、と引き換えに得るお金が、特別高いわけではないということ。仕事と対価が見合う見合わないの感じ方は人それぞれですが、私個人の意見としては見合ってないんじゃないかと思います。

それを無視して言えば、他業種と比べ待遇はいいほうだとも思っています。それは転職時に再認識しました。同じような条件の仕事って、なかなか見つけられませんでしたから…。

 

まとめ

・教員は多忙なうえに、低賃金(あくまで個人的見解)。つまり超ハード。鬼ハード。な仕事。

・教員とほぼ同じ条件の仕事でも、精神的苦痛が伴わない仕事もある。その分余裕がある。生き生きしてる(←主観。笑)

 

疑問に思ったこと

・それなのに教員を続けている人は、きっとお金に変えがたい何かがあるのだろう。それが何か知りたい。あと、自分にとってのそれはなんだろうなー。

・教員の仕事はとにかく大変。なのに子どもたちの前では元気でいるべき存在。だけど、こんな現状では大人も疲れてる、余裕ない人も多いだろう、特に若手…新任…。何か打開策はないかなー。

 

おわりに

 これから、もう少し今の仕事を続けながら、教員の仕事のいいところとか、教員がハードワークの中でも元気にがんばれる方法とかを考えていきたいと思っています。