「ありがとう」と 「すみません」
接客をしていると、お客様に
「ありがとう」
や
「すみません」
と言われる場面が多々ある。
この前、重い荷物を運んだ時
「重いのにすみませんねぇ」
と言われた。
きっとこの人は、申し訳ないと思いつつも、感謝しているからそんな風に言ってくれたんだろうな、と思った。もちろん、無言の人も居るわけで、そうやって言葉をかけていただけるのは嬉しい限りなのです。が…
また同じような場面に遭遇した。
今度は
「重いのに運んでくれてありがとう。」
と言われた。
…前者が嬉しい度50%だとしたら、後者は90%くらいの感覚。
言われた瞬間、ぱっと受け取った感じ、よりいい感じなのは、「すみません」よりも「ありがとう」だなっていう体感。
両者とも、似たような気持ちを表しているであろうはずなのに、受け取り方にはちょっと差がある。
言葉って不思議だな、と思った。
言葉って大事だな、とも思った。
だから私はこれから、感謝の気持ちは「すみません」よりも「ありがとう」で伝えたい。
子どもに対しても…
「自分の休み時間を使ってお手伝いしてもらってごめんね」
「つまらない授業を受けさせてごめんね」
じゃなく
「自分の時間を使ってまで先生のためにお手伝いしてくれてありがとう」
「つまらない授業なのに、先生の話を一生懸命聴いてくれてありがとう」
そんな気持ちや言葉を大事にしたい。
先生に対しても…
「私なんかのために指導の時間を割いてもらってすみません」
「本当は若手がやるべき仕事なのに、やってもらってすみません」
じゃなく
「時間を割いてまで指導していただいてありがとうございます」
「仕事をフォローしていただいてありがとうございます」
という風に。
今は先生じゃないけれど、
同僚に対して、友達に対して、はたまたお客様に対して…
「ありがとう」と「すみません」
普段、どちらをたくさん言っているだろう?
今日から少しずつ、
「ありがとう」の割合を増やしていこう。
と思った最近の出来事でした。